品名 | Code No. | 包装単位 | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|---|
ISOSPIN Plant DNA | 312-08631 | 50回用 | 24,000円 | |
製造元 (株)ニッポンジーン
表示価格は希望納入価格 (税別) です。
ISOSPIN Plant DNA(アイソスピン プラント DNA)は、スピンカラムを用いて植物の葉からDNA を抽出・精製するためのキットです。
本キットでは、夾雑物を遠心分離により除去する方法を採用しており、今まで抽出困難であったポリフェノールや粘性物質を多く含む植物試料からも高純度なDNAを得ることができます。
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構成品 | 容量 | 保存 | 備考 |
---|---|---|---|
Prewash Buffer | 30 ml x 1本 | 室温 | |
PE1 Buffer | 22.5 ml x 1本 | 室温 | |
PE2 Buffer | 2.5 ml x 1本 | 室温 | |
PB Buffer | 30 ml x 1本 | 室温 | ・エタノールが含まれています。蒸発を防ぐため速やかに蓋を閉めて下さい。 ・ボトルの口まわりに白い結晶が析出する場合があります。DNA 抽出操作には影響ありません。 |
PW1 Buffer | 40 ml x 1本 | 室温 | ・エタノールが含まれています。蒸発を防ぐため速やかに蓋を閉めて下さい。 ・ボトルの口まわりに白い結晶が析出する場合があります。DNA 抽出操作には影響ありません。 |
PW2 Buffer | 45 ml x 1本 | 室温 | ・エタノールが含まれています。蒸発を防ぐため速やかに蓋を閉めて下さい。 |
RNase A (100 mg/ml) | 250 µl x 1本 | 室温 | ・RNase A を長期間ご使用にならない場合には、冷蔵保存(2~10℃)もしくは冷凍保存(-20℃)して下さい。 |
Elution Buffer | 3 ml x 1本 | 室温 | 組成:10mM Tris-HCl (pH9.0), 0.1 mM EDTA (pH8.0) |
Spin Column | 50 本 x 1袋 | 室温 | 上部パーツ:カラム、下部パーツ:Collection Tube |
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最初に使用する試料の量が多すぎると夾雑物の除去が不十分となり、DNA の収量と純度が著しく低下する恐れがあります。少量の試料から検討を始め、段階的に試料の量を増やしてお試しください。粘性物質などの夾雑物が少ない試料は、抽出プロトコール中のオプションPrewash Buffer 処理を省略できます。
オプション省略可能な試料(推奨の使用量):
ホウレンソウ(50 mg)、シロイヌナズナ(20 mg)、キャベツ(100 mg)、イネ(50 mg)、キク(50 mg)、マツ(20 mg)
オプション必須な試料(推奨の使用量):
イチゴ(20 mg)、バラ(50 mg)、サクラ(50 mg)、キウイ(20 mg)、スギ(10 mg ※実験例はこちら)
上記の「使用する試料量の目安」に従って、試料量をはかり取り、DNA抽出を行った場合の収量の目安です。*1
オプション省略可能な試料(試料 1mg あたりのDNA収量の目安)*2:
ホウレンソウ(40 ng)、シロイヌナズナ(80 ng)、キャベツ(50 ng)、イネ(90 ng)、キク(100 ng)、マツ(150 ng)
オプション必須な試料(試料 1mg あたりのDNA収量の目安)*3:
イチゴ(30 ng)、バラ(30 ng)、サクラ(30 ng)、キウイ(40 ng)、スギ(30 ng)
*1 使用する試料の量が多いと、収量が低下する原因になります。
*2 上記はオプション処理を省略したときのデータです。オプション処理を行ったときもほぼ同等の収量が得られます。
*3 オプション処理を行わないと、収量が低下する原因になります。
ISOSPIN Plant DNA マニュアルに記載のプロトコールに従い、ホウレンソウの葉からDNAを抽出しました。
ISOSPIN Plant DNA マニュアルに記載のプロトコール(オプションPreWash処理あり※)に従い、スギ針葉からDNAを抽出しました。
※PreWash処理:スギの葉に600μl の Prewash Buffer を加え、ペッスルですりつぶす。遠心(13,000×g、10 分間、4℃)して植物試料をペレットにした後で上清をすべて除去する。
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DNA溶液(100 μL以下)*1
↓←450 μL PE1 Buffer
↓ [←5 μl RNase A (100 mg/ml)、混和、室温で10分間インキュベート]*2
↓←50 μL PE2 Buffer、20秒間以上ボルテックス
遠心(13,000 x g, 10分間, 4℃)
↓
上清を新しいマイクロチューブに回収
↓←上清に対して等量のPB Bufferを加え、均質になるまで転倒混和
遠心(13,000 x g, 30秒間, 4℃)
↓
混合液を新しいマイクロチューブに回収
↓
Spin Columnに900 μLの混合液を添加
(以降の操作は、マニュアルに記載のプロトコールと同じ)
*1 1回あたりのDNA溶液量は最大100 μLです。下限はありませんが、PE Bufferと均一に混ぜるためDNA沈殿ではなくDNA溶液を使用します。
*2 RNase処理を実施済みのDNA溶液を使用する場合は、RNase A処理ステップ[酵素添加と室温10分]を省略可能です。
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