ISOSPIN Plant DNA
植物の葉からのDNA抽出キット
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キノコからの DNA 抽出(改変プロトコール)
キノコ類はDNA分解酵素の活性が強いため、Proteinase Kを加える改変プロトコールでお試しいただくことをお勧めします。(Proteinase K はキットに入っておりません。別途ご用意ください。)
プロトコール
- ① 細断または粉砕した 10 - 50 mg*1 のキノコを1.5 mlマイクロチューブに入れる。
- ② オプション*2:600μl の Prewash Buffer を加え、20 秒間以上ボルテックスで撹拌する。遠心(13,000×g、10 分間、4℃)して試料をペレットにした後で上清をすべて除去する。
- ③ 試料に 450μl の PE1 Buffer を加え、ペッスルですり潰し、均一な懸濁状態にする。
- ④ 5μl の RNase A を加え、ボルテックスでよく撹拌する。20μl のProteinase K (20 mg/ml) を加え、ボルテックスで混和する。
65℃で 10 分間加温する。加温中、3 分おきに 20 秒間以上ボルテックスで撹拌する。
- ⑤ 50μl の PE2 Buffer を加え、20 秒間以上ボルテックスで撹拌する。遠心(13,000×g、10 分間、4℃)し、上清を新しいマイクロチューブに回収する。
- ⑥ 上清に対して等量の PB Buffer を加え、均質になるまでボルテックス*3で激しく混和する。遠心(13,000×g、30 秒間、4℃)し、沈殿物がある場合はできるだけ取らないように上清(混合液)を新しいマイクロチューブに回収する。
- ⑦ 900μl の混合液を Spin Column に添加する。以降は製品マニュアルのステップ⑧から同様に操作する。
*1 試料の量は50mg を超えないようにする。
*2 ナメコなど粘性物質の多い試料の場合、オプション洗浄をしないとカラム目詰まりの原因になる。カラムが詰まらない試料の場合は、DNA がロスしないよう、オプション洗浄は省略できる。
*3 通常プロトコールでは「転倒混和」することになっているが、PB Buffer を添加後、ゲル状になることがあるので、ボルテックスでゲル状が崩れるようにする。
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