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Template Prepper for Cell RNA

簡易RNA抽出試薬
核酸抽出/精製
品名 Code No. 包装単位 価格 備考
Template Prepper for Cell RNA 318-09451 100回用 45,000円  
 

製造元 (株)ニッポンジーン

表示価格は希望納入価格 (税別) です。

製品説明


Template Prepper for Cell RNA

「Template Prepper for Cell RNA」は、細胞から簡便にRNA を抽出するための試薬です。Template Prepper RAで細胞を溶解し、Template Prepper RB 、DNase II Solution 、RNase Inhibitor の混合液を添加するだけで、ゲノムDNAの混入の少ないRNA を短時間で抽出できます。
本品に含まれるDNase II は、酸性条件下のみで活性を示すため、一般的に中性以上のp H 条件下で行われる逆転写反応やPCR においては機能しません。そのため、熱処理やフェノール処理によるDNase の失活工程が不要で、抽出したRNA をそのままRT PCR 等の鋳型として利用することができます。

特長

・ 室温約6分間の簡単操作でRNA抽出が可能。 ・ ゲノムDNAの混入が少ないRNAが得られる。 ・ 抽出したRNA溶液は、そのままRT PCR等の鋳型として使用可能。 ・ 96ウェルプレート等の多検体からの抽出に最適。


例)96ウェルプレートで培養した細胞からのRNA抽出

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製品内容

Template Prepper for Cell RNA (Code No. 318-09451 )
構成品 容量 保存 備考
Template Prepper RA 1 mL × 2 本 -20°C  
Template Prepper RB 1.25 mL × 2 本 -20°C Template Prepper RB は室温(25℃前後)に戻してからご使用ください。
DNase II Solution 400 μL x 1 本 -20°C DNase II Solution は、本品のプロトコールに従った使用方法において最適化されています。本品以外の用途ではご使用いただけませんのでご注意ください。
RNase Inhibitor 100 μL x 1 本 -20°C  

使用回数

1 x 102 ~ 1 x 104 個の細胞に対して標準プロトコール通り使用した場合、100回使用できます。

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使用例

*注)

  1.  細胞数は1 x 104 個を目安に、適切な細胞数を予備実験でご確認ください。
    細胞数が少ない場合、抽出されるRNA量が不十分な可能性があります。また、細胞数が多い場合、ゲノムDNAを除去しきれない可能性があります。
  2. 96ウェルプレートを振とうする場合は、飛散しないように注意してください。
  3. 混合液は用時調製してください。
    Template Prepper RBは、室温(25℃前後)に戻してからご使用ください。低温のまま使用すると、ゲノムDNAの分解が不十分になるおそれがあります。
  4. ゲノムDNAの分解が不十分な場合、反応時間を15分まで延ばすことができます。それより長く反応をさせると、RNAが分解されるおそれがあるためご注意ください。
  5. RNA溶液は速やかに氷上に移してください。
    (HeLa細胞の場合、氷上で少なくとも3時間は安定で、−20℃では少なくとも48時間は保存可能です。)
  6. 本品で抽出したRNA溶液の添加量は、反応系の1/10量以下を推奨しています。


実験例1 HeLa細胞から抽出したRNAのリアルタイムPCR (1 Step RT-qPCR)

本品およびA社品のプロトコールに従い、HeLa細胞 (1x104、1x103、1x102個)からRNAを抽出した。 抽出したRNAを鋳型とし、A社の1 Step RT-qPCR試薬を用いて、リアルタイムPCRの立ち上がりを比較した。

Template Prepper Cell RNA 実験例1

結果
本品で抽出したRNAを鋳型とした場合、各細胞数においてA社品よりも早い増幅曲線の立ち上がりを示した。

実験例2 抽出したRNA溶液中の残留DNAの確認

本品およびA社品のプロトコールに従い、HeLa細胞 (1x104、1x103、1x102個)からRNAを抽出した。抽出したRNAを鋳型とし、逆転写反応を行わずにGeneAce Probe qPCR Mix II (Code No.313-08823) を用いてリアルタイムPCRを行い、RNA溶液中の残留DNAの有無を確認した。

Template Prepper Cell RNA 実験例2

結果
本品で抽出したRNAは、逆転写を行わないリアルタイムPCRにおいて増幅が確認されなかったことから、DNAの残留が極めて少ないことが示唆された。

実験例3 HeLa細胞から抽出したRNAのリアルタイムPCR (1 Step RT-qPCR)

本品とB社品のプロトコールに従い、HeLa細胞からリアルタイムRT-PCR用鋳型RNAを調製した。B社の1 Step RT-qPCR試薬を用いて、リアルタイムPCRの立ち上がりを比較した。

Template Prepper Cell RNA 実験例3

結果
本品で抽出したRNAを鋳型とした場合、各細胞数においてB社品よりも早い増幅曲線の立ち上がりを示した。

実験例4 試薬の組み合わせ実験(1 Step RT-qPCR)

実験例3ではB社の1 Step RT-qPCR試薬を使用したが、本実験では当社の「DirectAce qPCR Mix plus ROX Tube」 (Code No. 318-07751)と逆転写酵素「GeneAce Reverse Transcriptase」(Code No. 316-08151)を組み合わせて反応液を調製し、1 Step RT-qPCRを行った。鋳型RNAは、本品「Template Prepper for Cell RNA」を用いて調製した。

Template Prepper Cell RNA 実験例4

結果
本品で抽出したRNAを鋳型に、当社品のqPCR試薬と逆転写酵素を組み合わせた反応液で1 Step-RT qPCRを行った方が、B社の1 Step-RT qPCR試薬を用いた場合よりも立ち上がりが早くなった。(比較とする実験は実験例3をご参照ください)

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資料 Data Sheet

製品マニュアル

SDS(Safety Data Sheet)

リーフレット

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製品に関するお問い合わせ先
株式会社ニッポンジーン 学術営業課

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