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Template Prepper for DNA

簡易DNA抽出試薬
核酸抽出/精製
品名 Code No. 包装単位 価格 備考
Template Prepper for DNA 316-08911 1 set 12,000円  
 

製造元 (株)ニッポンジーン

表示価格は希望納入価格 (税別) です。

製品説明


Template Prepper for DNA (1 set)

「Template Prepper for DNA」は、2液タイプの簡易DNA抽出試薬です。マウス尾、血液、動物組織、植物組織、細菌等の幅広いサンプルから加温・遠心するだけでDNAを抽出することができます。抽出したDNA溶液(上清)は、そのままPCR等の核酸増幅法の鋳型として利用することができます。

特長

・ 所要時間は約15分間 ・ 加熱のみでDNA抽出 ・ 抽出液は精製不要でそのままPCR等の鋳型に使用可能 ・ 室温保存品のため融解不要でそのまますぐ使用できる ・ 様々なサンプルからの抽出実績
植物組織(種子) シロイヌナズナ、ダイズ、トウモロコシ
植物組織(葉) シロイヌナズナ、ツバキ、バラ、サツマイモ、ダイコン、ユズ、ドングリ、ピーマン
動物組織(ヒト) 髪、口腔粘膜
動物組織(マウス) 尾、耳、肝臓、指
細胞、その他 HeLa細胞、血液、大腸菌

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製品内容

Template Prepper for DNA (Code No. 316-08911)
構成品 容量 保存 備考
Template Prepper A 10 ml x 1 本 室温  
Template Prepper B 10 ml x 1 本 室温  

使用回数

1サンプルあたり 50 μlずつ使用した場合、200回使用できます。

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使用例

試料に「Template Prepper for DNA」のA液とB液を添加後、100℃の加熱処理で試料からDNAを溶出させます。遠心分離で細胞片等の不溶物を沈殿させることで、DNAを含む上清をそのままPCRに用いることができます。
抽出法は、標準プロトコールと多検体処理に適した短縮プロトコールの2通りありますので、実験のしやすさでご選択ください。短縮プロトコールでは、試料によってはDNA収量が減少する場合があります。(比較データはこちらをご覧ください)

Data 1 血液から抽出したDNAのPCR増幅


図1 全血から抽出したDNA溶液(上清)の外観


図2 PCR増幅産物の電気泳動結果

簡易DNA抽出試薬 Template Prepper for DNA(本品)、A社製品、B社製品を用いて、各社製品プロトコールにしたがって2μLの全血からDNAを抽出した。得られたDNA抽出液を鋳型にGene RED PCR Mix Plusを用いてPCRを行い、アガロースゲル電気泳動によりPCR増幅産物の確認を行った。。

結果

本品は、血液由来の着色が少ないDNA溶液を得ることができた(図1)。
また、A社及びB社製品で抽出した場合と同等以上のPCR効率だった(図2)。


Data 2 各種試料から抽出したDNAのリアルタイムPCR

本品を用いて、ヒト全血(2μL)、マウス尾(約1 mm)、HeLa細胞(5×105 個)からDNAを抽出した。得られた上清は10倍に希釈し、2.5μLをリアルタイムPCRの鋳型に使用した。


図3 各種試料から抽出したDNAの増幅曲線

結果
本品を用いて、ヒト全血、マウス尾、HeLa細胞から抽出したDNAは、リアルタイムPCRで増幅可能であった。

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Q & A

標準プロトコールと短縮プロトコールの違いは?
標準プロトコールでは、A液とB液の2回に分けて添加しますが、短縮プロトコールではA液とB液の混合液を1回添加するだけで良いため多検体処理に適しています。ただし、短縮プロトコールでは、試料によってはDNA収量が減少する場合があります(特にマウス尾では大幅に減少するため、標準プロトコールをお勧めします)。

プロトコールの比較1. 植物種子粉末からのDNA抽出とリアルタイムPCR(プローブ検出)

トウモロコシ種子粉末(20 mg)、ダイズ種子粉末(20 mg)からTemplate Prepper のA液とB液を100μLずつ使用してDNAを抽出した。得られた上清(原液)の2.5μLをリアルタイムPCRの鋳型に使用した。

試薬: GeneAce Probe qPCR Mix II



プロトコールの比較2. 動物組織、培養細胞からのDNA抽出とリアルタイムPCR(SYBR™ Green I 検出)

マウス尾(約 2 mm)にTemplate Prepper のA液とB液を25μLずつ使用してDNAを抽出した。HeLa細胞(6 x 105)からは Template Prepper を100μLずつ使用してDNAを抽出した。
得られた上清は10倍に希釈し、2.5μLをリアルタイムPCRの鋳型に使用した。

試薬: GeneAce SYBR™ qPCR Mix α Low ROX
増幅: β-actin



プロトコールの比較3. 口腔粘膜からのDNA抽出とPCR増幅


増幅: β-actin (297 bp)

スワブを用いて頬内側の口腔粘膜をこすり取り、2 mLのPBSに懸濁した。PBS懸濁液(以下の容量)にTemplate Prepper のA液とB液を50μLずつ使用してDNAを抽出した。得られた上清(1μL)を鋳型にGene RED PCR Mix Plusを用いてPCRを行い、アガロースゲル電気泳動によりPCR増幅産物(β-actin増幅 297 bp)の確認を行った。

<鋳型>
Lane 1: 5 μL 分のPBS懸濁液から抽出したDNA
Lane 2: 10 μL 分のPBS懸濁液から抽出したDNA
Lane 3: 100 μL 分のPBS懸濁液を遠心し上清を除いた沈殿物から抽出したDNA



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資料 Data Sheet

製品マニュアル

SDS(Safety Data Sheet)

リーフレット

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関連情報

備考

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問い合わせ先

購入に関するお問い合わせ先
富士フイルム和光純薬株式会社および同社代理店・特約店
製品に関するお問い合わせ先
株式会社ニッポンジーン 学術営業課

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