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ISOVIRUS

ウイルス二本鎖RNA精製キット(植物・真菌用)
品名 Code No. 包装単位 価格 備考
ISOVIRUS 310-08811 20回用 55,000円  

製造元 (株)ニッポンジーン

表示価格は希望納入価格 (税別) です。

製品説明

イメージ図
イメージ図. 宿主とRNAウイルスの関係
RNAウイルスに感染した細胞内では、宿主のシステムを利用してウイルスの遺伝子が
複製されます。 複製後、宿主細胞を壊して細胞外に出るウイルスがよく知られていますが、
細胞の中でウイルス粒子を形成せず宿主と共存するウイルスも報告されています。

ISOVIRUS(アイソヴァイラス)は、植物や真菌試料から選択的にウイルス等に由来する長鎖の二本鎖RNA(dsRNA)を抽出・精製するためのキットです。

本キットは、dsRNAがセルロース担体へ特異的に吸着する基本原理を利用しており、得られたdsRNAは、RNAシークエンス等のアプリケーションに使用可能です。

特長

身近な試料からRNAウイルスを探索!200 bp以上の長鎖dsRNAを精製可能!精製dsRNAは、網羅的RNAウイルス探索手法FLDS*に使用可能!
* FLDS; fragmented and loop primer ligated dsRNA sequencing.

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製品内容

ISOVIRUS (20回用)
構成品 容量 保存 備考
Proteinase K 500 μl x 1 -20°C  
DNase I (RNase free) 1000 units x 1 -20°C  
VR Extraction Buffer PF1 10 ml x 1 室温 VR Extraction Buffer PF1は低温になると成分が析出する場合があります。析出物が生じた場合は、65℃程度に加温し、振り混ぜて析出物を完全に溶解してからご使用下さい。
VR Extraction Buffer 2 2 ml x 1 室温 VR Extraction Buffer 2は低温になると成分が析出する場合があります。析出物が生じた場合は、65℃程度に加温し、振り混ぜて析出物を完全に溶解してからご使用下さい。
2 x STE Buffer 7 ml x 1 室温  
Filter Column 20本 x 1袋 室温 Filter Column は、本キット専用カラムとCollection Tubeからなります。
Swollen Cellulose 10本 x 2箱 室温 Swollen Celluloseにはエタノールが含まれています。
VR Wash Buffer 40 ml x 2 室温 VR Wash Bufferにはエタノールが含まれています。ご使用後は蒸発を防ぐため速やかに蓋を閉め、保管して下さい。
VR Elution Buffer 4 ml x 1 室温 VR Elution Bufferは1 mM EDTAを含む弱アルカリ性溶液です。

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使用例

実験の流れ

実験例

Data 1: 総核酸からのdsRNA 精製

本キットのプロトコールに従い、60 mgのキャベツを破砕した。 そこに in vitro 転写で合成した300 bpのdsRNA※1を添加し、Proteinase Kを加えて反応させた。その後、遠心分離で夾雑物を除き上清を回収した(図Lane①, 15 μL泳動)。
続けて、本キットのプロトコールに従って精製を行い、セルロース充填カラムから100 μlの溶出液でdsRNA溶液を得た(図Lane②, 15 μL泳動)。

(※1)二本鎖RNA(dsRNA)は、相補的な一本鎖RNAをそれぞれin vitro転写反応で合成し、混合して二本鎖を形成させた。

結果 本キットで、総核酸(DNA, ssRNA, dsRNA)からdsRNAを選択的に精製することができた。

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Data 2: RNaseフリー水とVR Elution Bufferの溶出効率の比較


 各溶出液で得られたdsRNA溶液の電気泳動像比較

溶出液として、RNaseフリー水(Code No. 316-90101:Distilled Water, Deionized, Sterile)と VR Elution Buffer(キット構成品)を使用して、セルロース担体に吸着しているdsRNAを以下の操作手順で溶出し、吸光度測定と非変性アガロースゲル電気泳動を行った。

: RNaseフリー水で溶出したdsRNA溶液のうち15 μ lを泳動
EB: VR Elution Bufferで溶出したdsRNA溶液のうち15 μl を泳動

結果  電気泳動像の比較では、RNaseフリー水とVR Elution Bufferのどちらを使用しても、ほぼ同等の溶出効率でdsRNA溶液を得られた。
この時、吸光度測定上では、VR Elution Bufferで得られた収量を100%とするとRNaseフリー水で得られた収量は80%であった。


操作手順(マニュアル記載プロトコール:ステップC-③*1

カラムを1.5 ml マイクロチューブの上に移す。
↓←50 μlの溶出液(RNase フリー水、またはVR Elution Buffer)滴下
↓ 3分間静置、3秒間スピンダウンした後、ろ液を回収
↓←回収したろ液を再度アプライ
↓ 3分間静置、3秒間スピンダウン
精製されたdsRNA溶液としてマイクロチューブの中のろ液を回収(1回目)

カラムをマイクロチューブの上に再度戻し、同様の操作でろ液を回収(2回目)

1回目に得られたろ液と 2回目に得られたろ液を混ぜて総量100 μlの dsRNA溶液にする

*1 マニュアル第二版より、RNaseフリー水で溶出するプロトコール(ステップC-③のみ一部変更)を掲載しています。

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Q & A

抽出済みの総RNAからdsRNAは精製可能か?
本キットを用いて動物組織からdsRNAは精製可能か?
dsRNAをクローニングやNGS解析するには?
一本鎖RNAウイルスは検出可能か?

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資料 Data Sheet

製品マニュアル

SDS(Safety Data Sheet)

リーフレット

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関連情報

備考

使用上の注意

参考文献

  1. Ryo Okada, Eri Kiyota, Hiromitsu Moriyama, Toshiyuki Fukuhara, Tomohide Natsuaki (2015)
    A simple and rapid method to purify viral dsRNA from plant and fungal tissue.
    J Gen Plant Pathol 81: 103-107
  2. Ioannis E. Tzanetakis, Robert R. Martin (2008)
    A new method for extraction of double-stranded RNA from plants.
    J Virol Methods 149: 167-170
  3. Morris, T.J., Dodds, J.A. (1979)
    Isolation and analysis of double-stranded RNA from virus-infected plant and fungal tissue.
    Phytopathology 69: 854-858.
  4. Richard M. Franklin (1966)
    Purification and properties of the replicative intermediate of the RNA bacteriophage R17.
    Proc Natl Acad Sci U S A. 55: 1504-1511.
  5. Syun-ichi Urayama, Yoshihiro Takaki, Shinro Nishi, Yukari Yoshida-Takashima, Shigeru Deguchi, Ken Takai, Takuro Nunoura (2018)
    Unveiling the RNA virosphere associated with marine microorganisms.
    Mol Ecol Resour 18: 1444-1455

関連製品

問い合わせ先

購入に関するお問い合わせ先
富士フイルム和光純薬株式会社および同社代理店・特約店
製品に関するお問い合わせ先
株式会社ニッポンジーン 学術営業課

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