Go-to DNA Polymerase

高正確性・高速PCR酵素
品名 Code No. 包装単位 価格 備考
Go-to DNA Polymerase 313-08661 125 units 9,000円  
Go-to DNA Polymerase 319-08663 500 units 22,500円  

製造元 (株)ニッポンジーン

表示価格は希望納入価格 (税別) です。

製品説明

本品は、Pyrococcus sp.由来のα型DNAポリメラーゼと改変型伸長エンハンサーを混合したPCR酵素です。
ポリメラーゼ反応において誤って取り込まれたヌクレオチドを取り除くことができる 3’ → 5’ エキソヌクレアーゼ活性を有しているため、クローニングなど正確性の高いDNAフラグメントを必要する場合に最適です。さらに改変型伸長エンハンサーによって、α型DNAポリメラーゼの欠点である伸長速度や増幅効率の低さを改善しています。
本品は、高正確性を保持したまま優れた伸長性を兼ね備えた“信頼性の高い(Go-to)”PCR酵素です。

特長

改変型伸長エンハンサーにより、伸長速度が速く、DNA増幅効率が良い。

校正活性を有し、正確性が高い。

lacZ遺伝子を持つ pUC19 DNAの全長を各社PCR酵素で増幅し、Self-ligation操作で環状化したのち、大腸菌を形質転換した。

結果、Go-to DNA Polymerase は他社の高正確性酵素や同じα型のPfu DNA Polymerase と同程度の白コロニー率を示した。

(青色コロニーは機能的なlacZ遺伝子領域の増幅を示し、 白色コロニーは欠損や配列エラーを含む非機能的なlacZ遺伝子が増幅されたことを示す。)

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製品内容

Go-to DNA Polymerase  125 U(50 回用)
構成品 容量 保存 備考
Go-to DNA Polymerase (2.5 U/μl) 50 μl x 1 -20°C  
10×Go-to Buffer 1 ml x 1 -20°C  
dNTPs Mixture (2.5 mM each) 800 μl x 1 -20°C  
Go-to DNA Polymerase  500 U(200 回用)
構成品 容量 保存 備考
Go-to DNA Polymerase (2.5 U/μl) 200 μl x 1 -20°C  
10×Go-to Buffer 1 ml x 1 -20°C  
dNTPs Mixture (2.5 mM each) 800 μl x 1 -20°C  

使用回数

包装単位は50 µl反応系で使用する場合の使用回数です。(1 回あたり2.5 U 使用)

活性定義

1 unit は、activated calf thymus DNA をプライマー/鋳型として、74℃、30 分間に10 nmol のデオキシヌクレオチドを酸不溶性沈殿物に取り込む酵素活性とする。

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使用例

ご使用になるPCR 機器やプライマー配列、鋳型DNA などによりPCR 反応の至適条件は異なります。本プロトコールはあくまで参考データとしてご使用下さい。

反応液組成
Go-to DNA Polymerase (2.5 U/μl) 1 μl  
10×Go-to Buffer 5 μl (final conc. 1X)
dNTPs Mixture (2.5 mM each) 4 μl (final conc. 200 μM each)
10 μM Forward Primer 1 μl (final conc. 0.2 μM)
10 μM Reverse Primer 1 μl (final conc. 0.2 μM)
鋳型DNA  
ddWater up to 50 μl  

※ 50 μl 反応系での推奨鋳型DNA 量: ラムダDNA 5 ng、プラスミドDNA 5 ng、ゲノムDNA 50 ng、cDNA 50 ng (RNA 相当量)

3 ステップ基本PCR サイクル
95°C 2分 1サイクル  
95°C 20秒 30サイクル
55°C 20秒
72°C 15秒/kb
72°C 3分 1サイクル

Go-to DNA Polymerase での増幅産物の末端は平滑になっています。
続けて酵素反応を行う場合は、増幅産物を精製して本酵素を取り除いてから処理してください。

(注意)

2 ステップPCR サイクル
95°C 2分 1サイクル  
98°C 10秒 30サイクル
68°C 30秒/kb

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実験例1: 本品と各社高正確性PCR酵素との増幅効率比較

ヒトゲノムDNAを鋳型に各社推奨PCR条件に従って同じサイクル数で増幅した。

増幅鎖長0.4 kb、1.3 kb、2.8 kb、4 kb(β-globin遺伝子上の様々なサイズを増幅)
使用機種 2720 Thermal Cycler(Applied Biosystems)
比較製品 Go-to DNA Polymerase(本品)、A社高正確性高速PCR酵素、B社高正確性高速PCR酵素、Taq DNA Polymerase
PCR条件 各社推奨反応条件で使用(50 μl 反応系、30サイクル)

Go-to DNA Polymerase は、高い特異性で効率よく増幅できた。


実験例2: 伸長速度の検討

ラムダDNAを鋳型に、伸長時間を5秒にして各鎖長の増幅を行った。

増幅鎖長1.0 kb、1.5 kb、2.0 kb、2.5 kb、3.0 kb、4.0 kb、5.0 kb、5.5 kb、6.5 kb
使用機種 2720 Thermal Cycler(Applied Biosystems)
PCR条件 50 μl 反応系(鋳型ラムダDNA量 5 ng)、伸長時間5秒

Go-to DNA Polymerase は ラムダDNAを鋳型とした場合、 > 1 kb / 5秒 で増幅を確認できた。


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資料 Data Sheet

製品マニュアル

SDS(Safety Data Sheet)

リーフレット

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購入に関するお問い合わせ先
富士フイルム和光純薬株式会社および同社代理店・特約店
製品に関するお問い合わせ先
株式会社ニッポンジーン 学術営業課

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