品名 | Code No. | 包装単位 | 価格 | 備考 |
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ISOSPIN Soil DNA | 310-09151 | 50回用 | 54,000円 | |
Lysis Solution BB SP1 | 313-06221 | 50 ml | 3,200円 | オプション補助試薬 |
製造元 (株)ニッポンジーン
表示価格は希望納入価格 (税別) です。
ISOSPIN Soil DNA(アイソスピン ソイル DNA)は、スピンカラムを用いて土壌からDNAを抽出・精製するためのキットです。
本キットでは、土壌に至適化した抽出液とビーズビーティングによる物理的な破砕の併用によって、非火山灰土壌だけでなく黒ボク土(火山灰土壌)からも効率よくDNAを抽出することが可能です。 また、精製工程においては、独自開発したスピンカラムを採用しており、フェノールやクロロホルムなどの毒性有機溶媒を使用することなく、迅速・簡便にDNAを精製することが可能です。
本品のご使用には、別途 ビーズ式破砕装置(2 mlチューブ対応) が必要になります。
キットのオプションSP1プロトコールに使用する別売品です。
黒ボク土の中でも特にアロフェン質が多い試料からDNAを抽出する場合には、キットに添付のLysis Solution BBの代りにLysis Solution BB SP1を使用することで収量を向上させることができます。
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構成品 | 容量 | 保存 | 備考(2022.06.02更新) |
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Lysis Solution BB | 30 ml x 1 | 室温 | |
Lysis Solution 20S | 5 ml x 1 | 室温 | Lysis Solution 20S中に結晶が析出する場合がありますが、品質、性能に問題はありません。ときおり混和しながら、容器ごと65℃で加温し、結晶を完全に溶解させてからご使用ください。 |
Lysis Solution A | 5 ml x 1 | 室温 | |
SE Buffer | 3 ml x 1 | 室温 | |
SB Buffer | 62 ml x 1 | 室温 | |
SW Buffer | 36 ml x 1 | 室温 | エタノール含有 |
TE (pH 8.0) | 5 ml x 1 | 室温 | |
RNase A (100 mg/ml) | 0.5 ml x 1 | 室温* | * 長期間使用しない場合は冷蔵もしくは冷凍保存(-20℃)してください。 |
Beads Tube | 50本 x 1 | 室温 | 2 ml 容量のチューブの中にビーズが入っています。 |
Spin Column | 50本 x 1 | 室温 | 上部パーツ:カラム、下部パーツ:Collection Tube |
構成品 | 容量 | 保存 | 備考 |
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Lysis Solution BB SP1 | 50 ml x 1 | 室温 | アロフェン質を非常に多く含む土壌からのDNA 抽出用に開発されたオプション製品です。 |
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ISOSPIN Soil DNA マニュアルに記載の以下プロトコールに従い、非火山灰土壌と黒ボク土(火山灰土壌)からDNAを抽出しました。
0.5gの土壌からDNA抽出を行い、吸光度測定により収量を算出したあと、200 ngのDNAを電気泳動に供しました。
結果、ビーズ破砕しているのである程度のせん断は免れませんが、NGSプロトコールよりも標準プロトコールの方が、せん断の少ないDNAを抽出することができました。
標準プロトコールの場合、いずれの土壌からもDNAを抽出することができました。オプションSP1の使用は、非火山灰土壌からのDNA抽出には適しませんが、黒ボク土からDNAを抽出する際には収量の向上がみられました。
本キットを用いて非火山灰土壌と黒ボク土(火山灰土壌)から抽出したDNAを鋳型に、16S rRNA遺伝子の27F-1492R領域をPCR で増幅させました。
標準プロトコールおよびNGS用プロトコールで抽出したDNAは、PCR検出に使用できました。
オートクレーブ処理した土壌サンプル(非火山灰土壌、黒ボク土)に製品評価技術基盤機構バイオテクノロジーセンター(NBRC)の菌体カクテル(Cell-Mock-001)を添加し、本キットの各プロトコールでDNAを抽出し、16S rRNA遺伝子(V3V4領域)をNGS解析して比較しました。
Bacillus subtilis subsp. subtilis Bifidobacterium pseudocatenulatum Clostridium butyricum Corynebacterium striatum Cutibacterium acnes subsp. acnes Lactobacillus delbrueckii subsp. delbrueckii Staphylococcus epidermidis Streptococcus mutans Acinetobacter radioresistens Bacteroides uniformis Enterocloster clostridioformis Comamonas terrigena Escherichia coli (K-12株) Parabacteroides distasonis Pseudomonas putida
※ 「参照1」(V3V4領域解析結果、NBRC)と「参照2」(理論値、NBRC)は、菌体カクテル(Cell-Mock-001)に添付のデータシートに記載された割合です(参考値)。
NGS用プロトコールで抽出したDNAの解析データは、NBRCが示す参考値と近い結果が得られました。
また、黒ボク土においては、他社キット(A, B, C)で抽出したDNAでV3V4領域がPCRで増幅できなかったのに対して、本キットのNGSプロトコールでオプションのLysis Solution BB SP1(別売)を使用することで非火山灰土壌とほぼ同様の結果が得られました。
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ISOSPIN Soil DNA に関しまして、2022年6月出荷分より下記の通り仕様を変更いたします。
・ SE Buffer 2.5 mL → 3 mL
・ SW Buffer 30 mL → 36 mL
・ 製品説明書 第1版 → 第2版
※その他の構成品容量、キットの使用可能回数、価格につきましては変更ございません。
(2022年6月2日掲載:第2版)
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