Klenow Fragment、ランダムプライマー、[α-32P]dCTPを用いてλDNAの標識反応を行い、経時的にサンプリングし、12.5 ng/mlになるように希釈後、その200 µlに3 mol/l 酢酸ナトリウム 20 µlおよびEthachinmate 2 µlを加えてエタノール沈殿して得られた沈殿の放射能を同量のトリクロロ酢酸不溶性沈殿の放射能と比較した。
トリクロロ酢酸不溶性沈殿 |
|||
エタノール沈殿 |
Ethachinmate |
Sodium Acetate |
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+ | + | ||
- | + | ||
+ | - |
上記条件で行ったエタノール沈殿が、トリクロロ酢酸不溶性沈殿と同様の挙動を示したことから、塩存在下でのEthachinmate添加によりλDNAは定量的に回収され、DNA標識などにおける未反応のdNTPs除去に有効であることが示唆された。
1. 微量核酸の回収
2. 酵素反応に及ぼす影響
3. Transformation, in vitro packaginigに及ぼす影響
5. Poly(A)+ RNAの回収(エタノール沈殿の際のEthachinmateの効果)
6. Real-time PCR におけるEthachinmate の影響について
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