Control RNA, SARS-CoV-2 (N gene)

陽性コントロールRNA
リアルタイムPCR
品名 Code No. 包装単位 価格 備考
Control RNA, SARS-CoV-2 (N gene)  318-09331 150 μL 20,000円  

製造元 (株)ニッポンジーン

表示価格は希望納入価格 (税別) です。

製品説明

本品は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のNucleocapsid Protein遺伝子(N遺伝子)の全長配列を含む合成RNAで、N遺伝子を標的配列とする検出系の陽性コントロールRNAとして使用できます。
また、配列内部にHindIIIサイトが挿入されているため、実験室内でコンタミネーションが発生した場合に、増幅産物が本品由来か、他の鋳型由来かを判別することができます。

特長

・N遺伝子検出系の陽性コントロールRNAとして使用可能・陽性コントロールRNAから増幅したPCR産物は制限酵素処理で判別可能

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製品内容

Control RNA, SARS-CoV-2 (N gene) 
構成品 容量 保存 備考
Control RNA, SARS-CoV-2 (N gene) 
(40,000 copies/µL)
150 μL x 1 -80°C 陽性コントロール
40,000 copies/μL 陽性コントロールRNAの溶媒組成は、水で10倍希釈したRTmate (5 ng/µL RNA溶液)です。
Water, Nuclease free 1 mL x 1 -80°C 陰性コントロール
陰性コントロール(No Template Control)として使用してください。

本品に陽性コントロールRNAの希釈溶媒(1/10濃度RTmateやヌクレアーゼフリー水など)は添付されておりません。別途ご用意ください。

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使用例

実験例 1: N遺伝子検出系の陽性コントロール実験


国立感染症研究所(NIID)の「病原体検出マニュアル2019-nCoV Ver.2.9.1」に記載されている検出系の N2セットを使用し、リアルタイムOne-Step RT-PCR法を実施した。
陽性コントロール(本品)の40,000 copies/μLから4 copies/μLまでの5段階希釈系列を添加した。また、陰性コントロールとして Water, Nuclease free を添加した。

結果

4 ~ 40,000 copies/μL の範囲でR2値0.99以上の直線性のある検量線が得られた。


実験例 2: PCR 産物の制限酵素処理

鋳型として下記のとおり調製した陽性コントロールRNA (本品) とウイルスRNAを用いて、NIIDのN2セット検出系でRT-PCRを実施した。
得られたPCR産物 20 μLに、200 unitsのHindIII (high conc.) (Code No. 311-01761)を添加して37℃で30分間反応させた後、アガロースゲル電気泳動に供した。

陽性コントロールRNA: 100倍希釈した陽性コントロールRNA (本品) 400 copies/μL
ウイルスRNA(SARS-CoV-2 RNA): 熱不活化コロナウイルスを1000倍希釈した溶液からRNA抽出キット ISOSPIN Viral RNA (Code No. 310-08931) を用いて抽出したRNA

結果

本品を鋳型にした増幅産物は HindIIIによる切断が見られ、ウイルスRNAを鋳型にした増幅産物では切断は見られなかった。
どちらを鋳型にした増幅産物かは、制限酵素処理で判別できた。


Q & A

Control RNA, SARS-CoV-2 (N gene)を鋳型に増幅できる検出系について

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資料 Data Sheet

本品に使用している塩基配列

製品マニュアル

SDS(Safety Data Sheet)

パンフレット

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関連情報

備考

参考文献

関連製品

問い合わせ先

購入に関するお問い合わせ先
富士フイルム和光純薬株式会社および同社代理店・特約店
製品に関するお問い合わせ先
株式会社ニッポンジーン 学術営業課

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