品名 | Code No. | 包装単位 | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|---|
LAMP法用測定装置 LF-8 Plus | 310-09271 |
1台 | 650,000円 |
製造元(株)ニッポンジーン
表示価格は希望納入価格 (税別) です。
LAMP法用測定装置 LF-8 Plus
LF-8 Plusは、濁度と蛍光の2種類の測定器を搭載し、1回の測定で両方のデータを取得することができます。そのため、LAMP法*1による遺伝子検出を、濁度のデータに加えてインターカレーターあるいは蛍光プローブ(Quenching ProbeやMolecular Beacons等)と組み合わせて行うことができます。
*1 LAMP(Loop-mediated Isothermal Amplification)法は、標的遺伝子に対する4種類のプライマーと鎖置換型DNA合成酵素を用いて、一定温度(65℃付近)で反応させる遺伝子増幅法であり、高い増幅効率と特異性を特長とします。
付属のPCソフトウェア「LF-8 Manager」では、濁度測定と遺伝子多型解析を行うことができます。また、PCソフトウェア「LF-8 Analyzer」では、蛍光物質(二本鎖DNA結合性蛍光分子、インターカレーター等)による遺伝子増幅データの解析や会合曲線解析を行うことができるため、遺伝子多型解析だけでなく、様々なLAMP法による測定を行うことができます。
▲このページのトップへ
構成品 | 容量 | 備考 |
---|---|---|
LF-8 Plus 本体 | 1台 | 装置仕様の詳細はリーフレットをご参照下さい。 |
電源アダプタ | 1式 | 電源アダプタ及び電源ケーブル |
PCソフトウェア(LF-8 Manager、LF-8 Analyzer) | 1枚 | CD-Rに内蔵 |
※PC、接続ケーブルは付属しませんので別途ご用意下さい。装置本体とPCを接続するためには、RS232CケーブルとRS232C-USB変換ケーブルが必要です。
▲このページのトップへ
LAMP法用核酸増幅試薬「LAMP MASTER for Turbidity」(Code No. 311-08961)とCYP2C9遺伝子検出用プライマーおよびジェノタイピング用の蛍光プローブ(Quenching Probe)を用いて、装置LF-8 PlusでLAMP反応とジェノタイピングを行った。
反応終了後、PCソフトウェア「LF-8 Manager」で解析した。鋳型ありのLAMP反応では、濁度測定で遺伝子の増幅が検出された(図:差分曲線)。また、Quenching Probeを用いた会合曲線解析により、蛍光値の減少のピークが任意の温度範囲に検出されたため、CYP2C9遺伝子のジェノタイピングを行うことができた。本結果は、装置本体の判定ランプからも確認できた。
▲このページのトップへ
Intercalation Mix*2を含むLAMP MASTER for Fluorescence(Code No.317-08941)と鋳型および青枯病菌 (Ralstonia solanacearum) 検出プライマーを混合した反応液を調製し、濁度・蛍光測定装置 LF-8 PlusでLAMP法による増幅検出を行った。また、反応後に会合曲線解析による増幅特異性の解析を行った。 解析はPC ソフトウェア“LF-8 Analyzer”を使用した。
*2 Intercalation Mixは、終濃度を0.5xに変更した。(終濃度を1xにすると蛍光値の飽和が確認されたため)
増幅曲線より、陽性サンプルとポジティブコントロールにおいて、DNA増幅に伴うインターカレーターの蛍光を検出できた。
また、会合曲線解析では、陽性サンプルとポジティブコントロールで同じ温度にピークが検出された。
なお、陰性サンプルとネガティブコントロールでみられた会合曲線のピークは、陰性サンプルの場合はその他の微生物のgDNAを、ネガティブコントロールの場合は、プライマーダイマーを検出したものと考えられる。
本実験結果より、LF-8 PlusとLAMP MASTER for Fluorescence(Code No.317-08941)との組み合わせで、増幅検出と増幅特異性の解析を行えることを確認できた。
▲このページのトップへ
▲このページのトップへ
▲このページのトップへ