赤潮原因プランクトン検出キット1 - カレニアミキモトイ -

Red tide causative species Detection Kit 1 -Karenia mikimotoi-
品名 Code No. 包装単位 価格 備考
赤潮原因プランクトン検出キット1 - カレニアミキモトイ - NE0161 24テスト用 32,300円  

製造元 (株)ニッポンジーン
販売サイト e Genome Order

表示価格は希望納入価格 (税別) です。

製品説明

キット外観
赤潮原因プランクトン検出キット1 -カレニアミキモトイ-

本キットは LAMP 法を利用して赤潮原因プランクトンの一つであるカレニア ミキモトイ (Karenia mikimotoi) を検出するキットです。LAMP 法は、迅速、簡便なDNA 増幅技術であり、その優れた特異性と高い感度を最大の特長とします。本キットでは、LAMP 法によりカレニア ミキモトイのゲノムDNA の一部を増幅し、増幅の有無からカレニア ミキモトイの存在を判定します。
検出に必要な操作は、海水中より採取したプランクトンからDNAを抽出し、検査溶液 (検査液A、検査液B、酵素液、蛍光発色液の混合液) に加えて62˚Cで60分間保温するだけで、きわめて簡便です。また、判定にはDNA増幅の有無を蛍光発色液の発色によって確認する目視判定法を採用しており、短時間でカレニア ミキモトイ ゲノムDNAを検出することができます。

特長

DNA抽出から検出までを備えたキット

DNAの抽出から検出までの一連の操作を本キットで行うことができます。

シンプルな使用方法

サンプルを検査溶液に添加して62°Cで60分間保温するだけで検査できます。

きわめて高感度な検査

微量なDNAサンプルからも正確に判定できます。

明確な判定方法

検査溶液の蛍光発色の有無により判定を行いますので、簡単に陰性、陽性を判別できます。

検査環境の汚染リスクを低減

DNA増幅反応から検出までを同一反応チューブ内の完全閉鎖系で行うため、電気泳動などの操作による汚染の心配がありません。

カレニア ミキモトイと赤潮発生予測

カレニア ミキモトイ(提供写真)
Karenia mikimotoi
(スケールは 20 μm)

カレニア ミキモトイ (Karenia mikimotoi) は渦鞭毛藻の一種である植物プランクトンで、時に大増殖して赤潮を引き起こします。日本の海域に生息する植物プランクトンは数百種類あると言われていますが、このうち、水産業に深刻な被害をもたらす有害種は20 種類あまりです。カレニア ミキモトイはこの有害種に含まれており、増殖すると魚介類の斃死を引き起こす危険性があります。
水産業への大きな被害を防ぐためには、赤潮の発生を早期にモニタリングし、生け簀の移動や餌止めといった対策を取ることが肝心です。
これまでは主に顕微鏡観察によって有害種の同定や細胞密度の測定が行われてきましたが、この方法は高度な知識と、場合によっては長時間の作業が必要でした。 この度、水産研究・教育機構によりLAMP法を用いた カレニア ミキモトイ検出プライマーおよび検出・同定手法が開発され、簡便・高感度・短時間で特に有害な赤潮原因プランクトンであるカレニア ミキモトイを検出できる本キットが生まれました。

【関連製品】 シャットネラ属 (Chattonella spp.) を検出「赤潮原因プランクトン検出キット2 -シャットネラ属-」


赤潮発生(提供写真) 海の様子(提供写真)
赤潮が発生した海の様子 (左写真) と 赤潮が発生していない海の様子 (右写真)

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製品内容

赤潮原因プランクトン検出キット1 -カレニアミキモトイ-(24テスト用)
構成品 容量 保存 備考
抽出用チューブ 24本 室温  
検査用チューブ 24本 室温  
検査液A 500 μl -20°C遮光  
検査液B 25 μl -20°C遮光  
酵素液 25 μl -20°C遮光  
蛍光発色液 25 μl -20°C遮光  
陽性コントロール (PC) 25 μl -20°C遮光  
ミネラルオイル 500 μl -20°C遮光  
抽出液 5 ml -20°C遮光  

輸送方法

株式会社ニッポンジーンでは、ドライアイス梱包で製品をお届けいたします。 納品当日、製品を確実にお受取りいただき、到着次第できるだけ早く-20°Cにて保存してください。

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使用例

海水中のプランクトンを採集するための、シリンジ(20 ~ 50 ml)、フィルター、フィルターホルダーはキットに含まれておりません。その他必要な器具など詳しくは取扱説明書をご覧ください。

使用例




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資料 Data Sheet

製品マニュアル

SDS(Safety Data Sheet)

リーフレット

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関連情報

備考

参考文献

  1.  坂本節子、山口峰生、紫加田知幸 (2011) 新規有害プランクトンに係る発生・増殖機構の解明、モニタリング及び予察技術に関する研究①新規有害プランクトンの簡易モニタリング技術開発、生理・生態の解明.平成23 年度漁場環境生物多様性保全総合対策委託事業 赤潮・貧酸素水塊漁業被害漁業防止対策事業報告書、pp.4-12.
  2. Sakamoto S, Itakura S, Onitsuka G, Yamaguchi M, Nagasaki K, Omura T, Takagi H, Katsumata T, Terui E. (2014) Extensive survey on the distribution of the overwintering population of Karenia mikimotoi using LAMP method. The 16th International Conference on Harmful Algae: Abstract book p.106

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