2x LAMP Master Mix

LAMP法用核酸増幅試薬(蛍光検出法用)
品名 Code No. 包装単位 価格 備考
2x LAMP Master Mix NE6041 100 反応用 19,500円  
2x LAMP Master Mix NE6043 300 反応用 49,500円  

製造元 (株)ニッポンジーン
販売サイト e Genome Order

表示価格は希望納入価格 (税別) です。

製品説明

2x LAMP Master Mixは、Loop-mediated Isothermal Amplification(LAMP)法による等温核酸増幅のための試薬です。本品は、LAMP法に必要な耐熱性鎖置換型DNAポリメラーゼ、耐熱性無機ピロホスファターゼ、Mg2+、dNTPs、至適化されたバッファー、二本鎖DNA結合性蛍光色素を含んでおり、増幅したDNAを蛍光検出装置* によって検出することができます。
* 蛍光検出装置として、LAMP法用測定装置 LF-8 Plusなどの等温増幅測定装置とリアルタイムPCR装置(LightCycler 96、ABI7500など)が使用できます。

注意事項

本品は耐熱性ピロホスファターゼを含むため、ピロリン酸の生成による不溶物質(白濁)の形成は起こりません。濁度測定装置では検出できませんので、蛍光測定装置をご使用ください。

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製品内容

NE6041(100 反応用)
構成品 容量 保存 備考
2x LAMP Master Mix 640 μl x 2 -20°C  
NE6043(300 反応用)
構成品 容量 保存 備考
2x LAMP Master Mix 640 μl x 6 -20°C  

輸送方法

株式会社ニッポンジーンでは、ドライアイス梱包で製品をお届けいたします。 納品当日、製品を確実にお受取りいただき、到着次第できるだけ早く-20°Cフリーザーにて保存してください。

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使用例

反応液を調製
2x LAMP Master Mix 12.5 μl (final conc. 1X)
10x LAMP Primer Mix 2.5 μl  
Template ~ 5.0 μl
Total up to 25 μl

LAMP法用装置LF-8(もしくはリアルタイムPCR装置)にセット
60~68°C 30分 増幅  
会合曲線解析(融解曲線解析)

実験例

  1. 2x LAMP Master MixとAMV Reverse TranscriptaseによるRT-LAMP(One step)法実験
  2. 2x LAMP Master Mixによる増幅産物の検出(LAMP法用測定装置LF-8)
  3. 2x LAMP Master Mixによる増幅産物の検出(リアルタイムPCR装置LightCycler® 96)

実験例 1 : 2x LAMP Master MixとAMV Reverse TranscriptaseによるRT-LAMP(One step)法実験

HeLa細胞からAGPC法によりtotal RNAを抽出し、抽出RNA溶液を鋳型として使用した。
2x LAMP Mix とプライマーセット(標的領域:GAPDH)に逆転写酵素 AMV Reverse Transcriptaseを追加して混合した反応液を調製し、リアルタイムPCR装置LightCycler® 96で増幅から検出までの工程を1ステップで行った。

反応条件

2x LAMP Master Mix 12.5 μl
10x LAMPプライマーセット 2.5 μl
AMV Reverse Transcriptase 0.2 units (1 μl)
鋳型RNA 50, 100, 200 ng (1 μl)
ddWater up to 25 μl
68℃ 60 cycles → Melting  

 当社製品AMV Reverse Transcriptase(20 units/μl)を 0.2 units/μl になるよう希釈してから反応系に添加しました。

増幅曲線
図. 増幅曲線 AMV RT 添加あり(黄:50ng RNA、青:100ng RNA、赤:200ng RNA)、AMV RT添加なし(黄緑:50ng RNA、水色:100ng RNA、橙:200ng RNA)

融解曲線
図. 融解曲線解析 AMV RT 添加あり(黄、青、赤)、AMV RT添加なし(黄緑、水色、橙)

結果 2x LAMP Master Mixに逆転写酵素(AMV RT)を添加することで、RNAを鋳型に標的領域を増幅できた。

実験例 2 : 2x LAMP Master Mixによる増幅産物の検出(LAMP法用測定装置LF-8)

蛍光測定装置としてLAMP法用測定装置LF-8を用いて、2x LAMP Master Mixにて検体6サンプル(No.1~6)及びPositive Control(No.7)とNegative Control(No.8)を鋳型にして増幅曲線と会合曲線を描いた。


図. 増幅曲線 Negative Control(No.8)以外全てのサンプルで増幅が確認された。


図. 会合曲線解析 サンプルの増幅産物(No.1~6)を会合曲線解析したところピークが重なっていたため、目的産物が増幅されていたことが確認できた。
(* No.8のピーク: LAMP法用測定装置LF-8では、プライマーダイマー等を検出してNegative Controlに会合曲線解析のピークが生じる場合がございます。)

実験例 3 : 2x LAMP Master Mixによる増幅産物の検出(リアルタイムPCR装置LightCycler® 96)

蛍光測定装置としてリアルタイムPCR装置LightCycler® 96を用いて、2x LAMP Master Mixにて検体6サンプル(灰色)及びPositive Control(赤)とNegative Control(青)を鋳型にして増幅曲線と融解曲線を描いた。


図. 増幅曲線 Negative Control(青)以外全てのサンプルで増幅が確認された。


図. 融解曲線解析 Negative Control以外全てのサンプルで増幅が確認されており、その増幅産物を融解曲線解析したところピークが重なっていたため、目的産物が増幅されていたことが確認できた。

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製品マニュアル

SDS(Safety Data Sheet)

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