Animal IVD

製品説明

豚熱は豚熱ウイルスを病原体とし、豚とイノシシに対して極めて致死率の高い法定伝染病です。 本キットは豚熱の撲滅活動の一環として誕生しました。2007年に豚熱撲滅宣言を成し遂げましたが、2018年に再発生し、今もなお継続的に発生しています。本キットを用いた抗体検査によって清浄性を確認することができます。本キットは、再び豚熱清浄化を宣言するために貢献します。

特長

• 豚熱ウイルスALD-A76株から抽出精製されたE2タンパクを抗原としています。
• 反応時間が100分程度であり、短時間で多数の試料が一度に試験できます。
• 従来の中和法との相関性がきわめて良好です。
• 非特異反応がきわめて少なく、血清の影響をほとんど受けません。
• 特異性が高く、豚熱抗体以外の各種疾病に対する抗体とは反応しません。
• 間接ELISA法を測定原理としているので感度が高く判定が容易です。
• 感度が高いので低い抗体価も検出できます。
• 各都道府県の家畜保健衛生所で使用され、豚熱撲滅計画に貢献しています。

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製品内容

豚熱エライザキットII （220検体用）

構成品	容量	備考
抗原固相化マイクロストリップ	プレート5枚
10倍濃度洗浄液	500mL
血清希釈用液	180mL
指示陰性血清	7.0mL
指示陽性血清	13.0mL
2次抗体溶液	0.4mL
2次抗体希釈用液	60mL
発色基質液	60mL
反応停止液	30mL

効能または効果

豚血清中の豚熱ウイルス抗体を検出します。

貯蔵方法

貯蔵：2～5℃の冷暗所で保管すること。凍結しないでください。

有効期間

製造後21か月間

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判定方法

以下の式でS/P値を求めることで、結果を判定します。

• S/P＝{S(P)-S(N)}/{PC(P)-PC(N)}
• S(P)： 被検血清抗原陽性ウェルの吸光度
• S(N)： 被検血清抗原陰性ウェルの吸光度
• PC(P)： 指示陽性血清抗原陽性ウェルの平均吸光度
• PC(N)： 指示陽性血清抗原陰性ウェルの平均吸光度

[判定]

感度

以下の表は多数の血清試料の抗体価を本ELISAキットと中和法で測定し比較した結果です。

[中和抗体価と本ELISAキットとの比較]

陽性率（％）：疑陽性を示した検体も陽性として計算しました。

[本試験のまとめ]

特異性

本キットは急性豚熱ウイルス株の抗体のみならず慢性豚熱ウイルス株およびワクチン株の抗体も検出できます。
本キットでの抗体検出は以下のワクチン抗体が共存しても干渉を受けません。
（豚伝染性胃腸炎、豚伝染性下痢、豚インフルエンザ、オーエスキー病、日本脳炎、豚パルボウイルス、豚ゲタウイルス、萎縮性鼻炎、豚丹毒）

使用上の注意

本キットで陽性あるいは疑陽性と判定された検体については、経過観察の後、再検査するか、中和試験等により再確認してください。

Q & A

よくある質問

回答はこちらをご覧ください。

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資料

SDS(Safety Data Sheet)

• ・ 安全データシート（PDF）

関連製品

• 牛伝染性リンパ腫エライザキット（220検体用）
• 牛ブルセラ症エライザキット（180検体用）

お問い合わせ

キットに関するお問い合わせは、下記のELISAキット販売窓口担当までお願いいたします。

株式会社ニッポンジーン　診断試薬部 ELISAキット販売窓口担当まで
住所	〒930-0982 富山県富山市荒川1丁目1番25号
TEL	076-442-3611 （受付時間： 平日9:00－12:00、13:00－17:00）
FAX	076-443-9121
E-Mail	animal-ivdnippongene.com

 

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