T7 Endonuclease I reaction Mix

T7 エンドヌクレアーゼ I リアクションミックス
ゲノム編集
品名 Code No. 包装単位 価格 備考
T7 Endonuclease I reaction Mix 313-08801 50 µl 15,000円  

製造元 (株)ニッポンジーン

表示価格は希望納入価格 (税別) です。

製品説明

T7 Endonuclease I のミスマッチ検出

本品は、T7 phage 由来のNuclease とその反応バッファーが一液タイプになったプレミックス試薬です。本品に含まれるT7 Endonuclease I は、二本鎖DNA のミスマッチを認識し、切断する活性を有しており、ゲノム編集技術を用いた変異導入の確認に利用できます。

特長

・PCRとアガロースゲル電気泳動でミスマッチを簡単に検出! ・シーケンス解析前の事前確認に!

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製品内容

T7 Endonuclease I reaction Mix (50 µl)
構成品 容量 保存 備考
T7 Endonuclease I reaction Mix 50 µl x 1本 -20°C  

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使用例

使用例 ミスマッチ塩基対や欠失 ・挿入を持つ基質DNA 断片の準備と酵素反応

ゲノム編集技術を用いた変異導入後のサンプルから
標的部位を含む領域をPCR で増幅

サーマルサイクラーを用いたPCR産物の変性
PCR 産物 100-250 ng  
10 x アニーリングBuffer *1 1 μl  
ddWater up to 9 μl  

*1 組成:100mM Tris-HCl (pH8.0), 1M NaCl

アニーリング
95°C 5分  
95°C→85°C 2°C/秒
85°C→25°C 0.1°C/秒

酵素反応
基質DNA断片 9 μl (100-250 ng)  
T7 Endonuclease I reaction Mix 1 μl  
Total 10 μl  


37°C、15 分間 *2

アガロースゲル電気泳動 *3

*2 電気泳動の結果、切断が見られない場合、37℃の反応時間を30 分~60 分に伸ばしてみる。
*3 非特異的切断が見られる場合、スピンカラムなどを用いてDNA 断片を精製した後、上記条件で変性、アニーリングを行う。

実験データ1. 各種Indel切断の確認


図. 1~18塩基の異なるIndelを持つDNA断片の切断

2種類のDNA断片を混合して変性、再アニールを行うことで、理論上50%のDNAが Indel (insertion / deletion) を持つDNA断片を調製した。

1~18塩基の異なるIndelを持つDNA断片9 μl(250 ng)に本品1 μlを加え、37℃ 15分間反応させた後、アガロースゲル電気泳動(2% Agarose S)を行った。

結果

本品を用いてIndel 1~18塩基まで認識、切断できることを確認した。

実験データ2. iPS細胞を用いた切断活性試験 (データ提供:株式会社 特殊免疫研究所)

切断活性の高いgRNAを選定するため、エレクトロポレーション法にてgRNAとCas9からなるRNPをiPS細胞に導入し、バルク細胞集団よりゲノムを回収、変異導入解析を行った。


図. iPS細胞を標的とした切断活性確認試験

結果

A社切断酵素では切断できなかった変異導入細胞のゲノムについて、T7 Endonuclease I reaction Mix で切断確認することができた。

実験データ3. 各種塩基置換によるミスマッチの切断の確認

2種類のDNA断片を混合して変性、再アニールを行うことで、理論上50%のDNAが塩基置換によるミスマッチを持つDNA断片を調製した(図1)。 各種ミスマッチを持つDNA断片9 µl(180 ng)に本品を1 µlを加え、37℃ 15分間または60分間反応させた後、アガロースゲル電気泳動(2% Agarose S)を行った(図2)。


図1. 3塩基ミスマッチを持つDNA断片の調製例


図2. 各種塩基置換によるミスマッチの切断の確認

結果

本品を用いて37℃,60分間で反応させることで、2塩基および3塩基のミスマッチを認識、切断できることを確認した。

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Q & A

 
凍結融解を繰り返しても良いですか?
50回の凍結融解でも本品はIndelを認識および切断できることを確認しております。

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資料 Data Sheet

製品マニュアル

SDS(Safety Data Sheet)

リーフレット

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関連情報

備考

参考文献

関連製品

問い合わせ先

購入に関するお問い合わせ先
富士フイルム和光純薬株式会社および同社代理店・特約店
製品に関するお問い合わせ先
株式会社ニッポンジーン 学術営業課

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