ECOSTM X Competent E. coli DH5 α

迅速高効率 大腸菌コンピテントセル
コンピテントセル
品名 Code No. 包装単位 価格 備考
ECOSTM X Competent E. coli DH5 α
314-07731 100 μl x 2 本 11,000円  
ECOSTM X Competent E. coli DH5 α 310-07733 100 μl x 10 本 32,000円  

製造元 (株)ニッポンジーン

表示価格は希望納入価格 (税別) です。

製品説明

ECOSTM X(イーコス エックス)は、大腸菌DH5α株のコンピテントセルです。本品ではヒートショック処理後のSOC培地を使用した回復培養が不要なため、形質転換実験を6分間で行うことができます。また、形質転換効率が高いため、高効率が必要となる実験に使用することができます。

特長

・高効率形質転換が可能 ≧ 1 x 109(cfu/μg pUC19 DNA)・高度なクローニングやライブラリー作製に使用可能・短時間プロトコール(ECOSTM X 6分間プロトコール)・凍結融解に対しての耐性が高い・テトラサイクリン、カナマイシンの場合もSOC培地による培養で高効率な形質転換が可能

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製品内容

形質転換効率*

* 形質転換効率の測定条件
・ コンピテントセルを25°Cのウォーターバスで約2/3 量を融解してDNA溶液を添加。
・ 形質転換にはpUC19 DNA を使用。
・ 全て氷上で連続的に操作。
・ アンピシリンは50 μg/ml で使用。
・ LB プレートは4°Cのものを使用。

保存と凍結融解(再凍結)について

保存温度: -80°C

遺伝子型

DH5α F-, Φ80dlacZ⊿M15, ⊿(lacZYA-argF)U169, hsdR17(rk- mk+), recA1, endA1, relA1, deoR, supE44, thi-1, gyrA96, λ-

 

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使用例

ECOSTM X 6分間プロトコール(

protocol *1)コンピテントセルの融解について
ウォーターバスでコンピテントセルを融解することも可能です。その場合、25℃で30 秒程度加温することによりコンピテントセルの約2/3 量が融解します。約2/3量が融解した時点で氷上に置いて、直ちにDNA溶液を添加する次のステップに進んで下さい。完全に融解させた場合、形質転換効率が低下します。
*2)DNA添加量について
添加するDNA 溶液の量はコンピテントセル容量の5%以下にして下さい。5%以上のDNA 溶液を添加した場合には、形質転換効率が低下することがあります。
*3)ボルテックスについて
2 秒間のボルテックスは形質転換効率に悪影響を与えません。
ECOSTM X Competent E.coli はボルテックスに耐えられるように調製されています。
*4)LBプレートについて
LB プレートは4℃のものを使用することができます。また、セレクションに使用する薬剤は以下の濃度で使用することをお勧めします。
・ アンピシリン 50 μg/ml

薬剤濃度が高すぎる場合には、形質転換効率が低下する場合があります。また、薬剤濃度が低すぎる場合には、サテライトコロニー数が増加する場合があります。

※ ECOSTM X 6 分間プロトコールは、薬剤にアンピシリンを使用する場合にのみ有効です。薬剤耐性機構の違いにより、薬剤にカナマイシンやテトラサイクリンを使用する場合には形質転換効率が低下しますので、熱処理後に培地を添加し回復培養を行ってからプレートに移して下さい。

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Q & A

高効率のためのコツはありますか?
DH5α株について、ECOSTM X とECOSTM の違いはなんですか?
ECOSTM X Competent E. coli DH5 αは、ECOSTM Competent E. coli DH5 αと比較して形質転換効率が2オーダー高い、1 x 109(cfu/μg pUC19 DNA)の高効率なコンピテントセルです。どちらも、大腸菌の形質転換を高効率に短時間(6分間)で操作できますが、ECOSTM X においては、1分間プロトコール(最速形質転換法)は使用できません。また、6分間プロトコールにおいてもECOSTM X とECOSTM でプロトコールが少し異なりますのでご注意下さい。

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資料 Data Sheet

製品マニュアル

SDS(Safety Data Sheet)

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関連情報

備考

License

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問い合わせ先

購入に関するお問い合わせ先
富士フイルム和光純薬株式会社および同社代理店・特約店
製品に関するお問い合わせ先
株式会社ニッポンジーン 学術営業課

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