品名 | Code No. | 包装単位 | 価格 | 備考 |
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pMW118 DNA | 314-01871 | 10 μg | 15,000円 |
製造元 (株)ニッポンジーン
表示価格は希望納入価格 (税別) です。
pMW118 DNA は、pSC101 の複製オリジンを持った大腸菌用のクローニングベクターです。コピー数が細胞あたり最大5 と少ないため、多コピープラスミドではクローニング困難な遺伝子をクローニングする場合に有用です。またpBR 系、pUC 系のプラスミドとcompatibility を持つため、同一菌体内でpBR 系、pUC 系のベクターと共存させることができます。マルチクローニングサイトを持ち、宿主大腸菌としてlacZ のN 末端側が欠失している株(JM109 など)を用いてX-Gal およびIPTG を添加することによって、組換え体はwhite colony となり、blue の非組換え体と容易に識別できます。
下図に示した制限酵素は、pMW118を切断する制限酵素です。(mapはこちら)制限酵素の最初の認識塩基までの塩基数をpBR322 とpSC101 との境界を0 として制限酵素名の後に示しています。1 ヶ所切断する制限酵素を外側に、2 ヶ所切断するものを内側に記入しています。
起源 | Plasmid pMW118を保持したE. coli JM109 |
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M.W. | 2.73 x 106 Da(4,211 bp) |
試薬の調製 | Plasmid pMW118を保持したE. coli JM109 より臭化エチジウム一塩化セシウム密度勾配遠心によって分離した。 |
形状 | 10 mmol/l Tris-HCl(pH 8.0), 1 mmol/l EDTA |
濃度 | 0.1 ~ 0.5 μg/μl |
純度 | A260/A280 ≒ 1.8(この値はlot により多少異なる) |
塩基配列 | EMBL, GenBank, DDBJ Accession No. AB005475(pMW118) |
備考 | 【注意】 NCBIデータベースに登録されている本DNA配列(Accession No. AB005475)の125番目の塩基「a」は、実際のシーケンス解析により「t」であることがわかりました。データベース上ではこの位置に制限酵素PstIサイト「ctgcag」がありますが、実際の配列は「ctgctg」であるため切断されませんのでご注意ください。 |
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構成品 | 容量 | 保存 | 備考 |
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pMW118 DNA | 10 µg | -20°C |
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par :プラスミド安定化領域
ori :DNA複製開始領域
rep :DNA複製調節遺伝子
lacZ :β-ガラクトシダーゼ遺伝子
Ampr :アンピシリン耐性遺伝子
* 上記はpMW119 DNAのマルチクローニングサイト
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