20 x TBS (pH 7.4)
トリス緩衝生理食塩水
バッファー
品名 |
Code No. |
包装単位 |
価格 |
備考 |
20 x TBS (pH 7.4) |
317-90371 |
500 ml |
9,000円 |
|
製造元 (株)ニッポンジーン
表示価格は希望納入価格 (税別) です。
製品説明
20 x TBS (500 ml)
本品は、トリス緩衝生理食塩水 (tris-buffered saline) の20倍濃度のストックソリューションです。保管時に場所を占有せず、水で20倍に希釈するだけで使用できるため大変便利です。
本品は、トリスアミノエタン、塩化ナトリウムからなる緩衝液で、塩酸でpH 7.4に調整されています。本品は、「10 x TBS Buffer (pH 7.4)」(Code No. 317-90175)と組成が異なります。20 x TBS (pH 7.4) は、シンプルな組成ですので、試薬調製にも適しております。
ニッポンジーンでは、すぐに使用できるヌクレアーゼフリーのバッファー製品を豊富に取り揃えております。
用途
- ウェスタンブロッテイング、免疫組織染色、など
- バッファー調製、など
- 本品はDNaseフリー、RNaseフリーの試薬として、幅広い用途で利用できます。
組成 |
3 mol/l NaCl, 0.4 mol/l Tris-HCl (pH 7.4) |
使用例 |
(1 x TBS 組成) 20 mM Tris, pH 7.4, 150 mM NaCl |
保存方法 |
室温 |
備考 |
オートクレーブ済、DNaseフリー、RNaseフリー |
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製品内容
20 x TBS (pH 7.4) (500 ml)
構成品 |
容量 |
保存 |
備考 |
20 x TBS (pH 7.4) |
500 ml x 1 |
室温 |
容器: メジューム瓶 |
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使用例
1 x TBS (1L) の調製例
- 20 x TBS (pH 7.4) 50 mL を調製用容器に入れます。
- 次に水を 950 mL 加えて 1 L にします。
- 撹拌してバッファーをよく混合します。
Dilution buffer (10 ml) の調製例
- 20 x TBS (pH 7.4) 0.5 ml と 1 M MgCl2 50µl を混合します。
- 蒸留滅菌水またはMilliQ水で 10 ml にメスアップします。
- ウェスタンブロットなどで希釈用溶液として使用できます。
TBS-T (Mg) (1 L) の調製例
- 20 x TBS (pH 7.4) 50 ml と 1 M MgCl2 5 ml を混合します。
- 最終濃度0.05%になるようにTween® 20を加え、蒸留滅菌水またはMilliQ水で 1 L にメスアップします。
- ウェスタンブロットなどで洗浄バッファーとして使用できます。
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Q & A
- 「10 x TBS Buffer(Code No. 317-90175)」と「20 x TBS(Code No. 317-90371)」で塩化カリウムの有無の違いはなんですか?
- 恐れ入りますが、塩化カリウムの有無でどのように実験に影響するかはニッポンジーンでは確認しておりません。実験系に合わせて使い分けをご検討いただくことになります。
「10 x TBS Buffer(Code No. 317-90175)」は、トリス、塩化ナトリウム、塩化カリウムからなります。塩化カリウムを含む本組成は、参考文献のMolecular Cloning で「Tris-Buffered Saline (TBS)」として紹介されています。
一方、「20 x TBS(Code No. 317-90371)」は、トリスと塩化ナトリウムからなり、塩化カリウムは含まれません。シンプルな組成ですので、別途実験系に合わせてTweenを加えたりアレンジしてご利用いただけます。例えば、Molecular Clonng 3rd ed. (2001) や 4th ed. (2012) のウェスタンブロッティングプロトコールでは、塩化カリウムを含まずTweenを含むトリスバッファー(TBST Wash Buffer:Tris, NaCl, Tween)が、メンブレン洗浄用バッファーとして紹介されています。
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資料 Data Sheet
SDS (Safety Data Sheet)
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関連情報
バッファーの品質管理
- A. DNase 試験
1 µg のλ/Hind III およびpBR322 DNA にバッファー18 μl を加え、37 °Cで16 時間インキュベートした後、アガロースゲル電気泳動し、そのパターンに変化のないことを確認している。
- B. RNase 試験
E.coli 16S および23S rRNA 2 µg にバッファー18 μl *を加え、37°Cで16時間インキュベートした後、アガロースゲル電気泳動し、そのパターンに変化のないことを確認している。(* 高塩濃度や高いpHの場合、10倍希釈したバッファーを用いる)
備考
- 本品は試験研究用試薬です。医薬品の用途には使用しないでください。
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