• アガロースの種類と特長
• 問い合わせ先

アガロースの種類と特長

各種アガロース

品質管理

ニッポンジーンのアガロースは、DNA 断片の分離および回収を目的として特別に精製されたもので、用途により様々なタイプを用意しています。いずれのアガロースも、1 ～ 7（または1～ 8） の項目に関して厳しい品質管理を行っており、十分な分離（および回収DNA の純度）を保証しています。

1. ゲル強度
2. 融点
3. ゲル化温度
4. 硫酸含量(SO4)
5. 水分含量
6. 電気浸透度(-Mr)
7. DNase および RNase が検出されない
8. 回収DNAのチェック^＊1）
   1）制限酵素による切断
   2）T4 DNAリガーゼによる連結
   3）連結 DNA(pBR322など) による E. coli の形質転換

アガロースの使用濃度範囲と分離範囲

製品名	使用濃度範囲	分離範囲
Agarose 21	2 ～ 5％	0.01 ～ 1.0 kbp
Agarose XP	1 ～ 4％	0.01 ～ 20 kbp
Agarose S	0.5 ～ 2％	0.5～ 30 kbp
Agarose HS	0.5 ～ 2％	0.5 ～ 30 kbp
Agarose H	0.2 ～ 1％	1 ～ 200 kbp

アガロースの規格

製品名	ゲル強度	融点	ゲル化温度	硫酸含量 （SO4）	水分含量	電気浸透度 （-Mr）
Agarose 21	≧800g/cm2(3%)	≦85°C(3%)	34～38°C(3%)	≦0.1%	≦10%	≦0.1
Agarose XP	≧450g/cm2(1.5%)	≦65°C(1.5%)	≦30°C(1.5%)	≦0.1%	≦10%	≦0.1
Agarose S	≧1,200g/cm2(1.5%)	≦92°C(1.5%)	≦40°C(1.5%)	≦0.1%	≦10%	≦0.1
Agarose HS	≧1,600g/cm2(1.5%)	≦93°C(1.5%)	37～39°C(1.5%)	≦0.1%	≦10%	≦0.1
Agarose H	≧2,600g/cm2(1.5%)	boil(1.5%)	37～39°C(1.5%)	≦0.2%	≦10%	≦0.2

* Agarose S の規格は2025年9月下旬より一部変更しています。詳しくはこちら（PDF）

 

アガロースの用途

用途	Agarose S	Agarose HS	Agarose H	Agarose XP	Agarose 21
核酸の電気泳動（10 ～ 1,000 bp）				○	○
核酸の電気泳動（＜ 30 kbp）	○	○	○	＜ 20 kbp
核酸の電気泳動（＞ 30 kbp）			○
パルスフィールド電気泳動 （1～ 2,000 kbp）	○	○
パルスフィールド電気泳動 （＞ 2,000 kbp）			○
低融点タイプ				○
核酸の回収＊1）	○	○	○	○	△
核酸のブロッティング	○	○	○	○	△

＊1）　Agarose 21は品質試験のうち項目8「回収DNAのチェック」は実施しておりません。

問い合わせ先

• カテゴリー別製品リストに戻る
• アガロース

• 
• 
• 
• 

• 
• 

Copyright © NIPPON GENE CO., LTD. All Rights Reserved.