イチジクモザイク病診断キット
fig mosaic virus Detection Kit
品名 |
Code No. |
包装単位 |
価格 |
備考 |
イチジクモザイク病診断キット |
NE0091 |
48 テスト用 |
53,000円 |
|
製造元 (株)ニッポンジーン
販売サイト ニッポンジーンECサイト
表示価格は希望納入価格 (税別) です。
製品説明
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イチジクモザイク病診断キット(48テスト用)
本キットは、LAMP法を利用してフィグモザイクウイルス(fig mosaic virus)を検出するキットです。逆転写酵素を用いてcDNA合成とDNA増幅を同一反応チューブ内で行う RT-LAMP法によりフィグモザイクウイルスゲノムRNAの一部を増幅し、増幅の有無からフィグモザイクウイルスの存在を判定します。
検出に必要な操作は、フィグモザイクウイルスの感染が疑われるイチジクの葉を突いた爪楊枝を検査溶液 (FMV検査液、FMV酵素液、蛍光発色液の混合液)に浸し、62°Cに1時間保温するのみであり、きわめて簡便です。
判定にはDNA増幅の有無を蛍光発色液の発色の有無によって確認する目視判定法を採用しており、cDNA合成からDNA増幅反応、検出までを同一反応チューブ内の完全閉鎖系で行うため、安全に短時間でフィグモザイクウイルスゲノムRNAを検出することが可能です。
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特長
核酸の抽出・精製等の前処理が不要
ウイルスを直接検出しますので、イチジクの葉からの核酸の抽出・精製は必要ありません。
シンプルな使用方法
イチジクの葉を爪楊枝で突き、検査溶液に浸して62°Cで1時間保温するだけで検査できます。
明確な判定方法
検査溶液の蛍光発色の有無により判定を行いますので、簡単に陰性、陽性を判別できます。
検査環境の汚染リスクを低減
電気泳動などの操作による汚染の心配がありません。
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製品内容
イチジクモザイク病診断キット(48テスト用)
構成品 |
容量 |
保存 |
備考 |
検査用チューブ |
48 本 |
室温 |
|
FMV検査液 |
1,150 μl |
-20°C遮光 |
|
FMV酵素液 |
50 μl |
-20°C遮光 |
|
蛍光発色液 |
50 μl |
-20°C遮光 |
|
FMV陽性コントロール |
25 μl |
-20°C遮光 |
|
ミネラルオイル |
1,000 μl |
-20°C遮光 |
|
輸送方法
株式会社ニッポンジーンでは、ドライアイス梱包で製品をお届けいたします。 納品当日、製品を確実にお受取りいただき、到着次第できるだけ早く-20°Cフリーザーにて保存してください。
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使用例
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資料 Data Sheet
製品マニュアル
SDS(Safety Data Sheet)
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関連情報
備考
- 本品は試験研究用試薬です。医薬品の用途には使用しないでください。
参考文献
- Elbeaino T, Digiaro M, Alabdullah A, Stradis AD, Minafra A, Mielke N, Castellano MA, Martelli GP.(2009) A multipartite single-stranded negative-sense RNA virus is the putative agent of fig mosaic disease. J Gen Virol. 90 (5): 1281
- Notomi T, Okayama H, Masubuchi H, Yonekawa T, Watanabe K, Amino N, Hase T. (2000) Loop-mediated isothermal amplification of DNA. Nucleic Acids Res. 28 (12): e63
- Prince AM, Andrus L. (1992) PCR: how to kill unwanted DNA. Biotechniques. 12 (3): 358
- Walia JJ, Salem NM, Falk BW. (2009) Partial sequence and survey analysis identify a multipartite, negative-sense RNA virus associated with fig mosaic. Plant Dis. 93 (1): 4
License
- LAMP (Loop-mediated Isothermal Amplification) 法は、一定温度で DNA 増幅反応が進行する画期的な技術です。
従来の方法と比較して特異性に優れ、またその高い DNA 増幅反応効率から、短時間反応および簡易検出が可能である等の利点を有しています。また、増幅する対象の遺伝子が RNA である場合には、逆転写酵素を用いることにより、cDNA 合成と DNA 増幅を同一反応チューブ内で行うことが可能です (RT-LAMP 法)。
本キットに含まれているLAMPプライマーセットおよびこのLAMPプライマーセットを用いたLAMP法によるフィグモザイクウイルスの検出技術は、東京大学 植物病院® により開発されました。