GM quicker 2
~GMO DNA Extraction Kit for Rice, Rapa seed and Potato~

GM quicker 2 は、厚生労働省 「平成18年9月15日付け食安輸発第0915002号」において、
遺伝子組換え米(LLRICE601)の検査法(DNA抽出精製)に採用されました。

GM quicker 2 は、厚生労働省 「平成19年1月26日付け食安監発第0126005-8号」における
「安全性未審査の中国米加工品の検知法」に採用されました。

コメ、ナタネ、ジャガイモからの高純度ゲノミックDNA抽出キット!

Code No. 製品名 包装単位 希望納入価格
 310-06591   GM quicker 2  
50回用
43,000円 

 GM quicker 2は、コメを始めとする穀物からDNAを抽出するためのキットです。本キットは、カオトロピックイオン存在下でDNAがシリカへ吸着する原理(Boom Technology)を採用しており、抽出操作にフェノールやクロロホルムなどの毒性有機溶媒を使用しません。遺伝子組換え作物(Genetically Modified Organisms:GMO)の検査においては、DNAを用いた方法が広く普及していますが、これまでの植物DNA抽出キットは抽出対象を「葉」としていたため、穀物からのDNA抽出には必ずしも効率的ではありませんでした。

 本キットでは、抽出対象を穀粒へ特化させることによって、約 40分間という短い時間で高い精製度のDNAを抽出することができます。また、本キットはα-アミラーゼを使用する事により、うるち米のみならずもち米にも対応した設計となっており、コメ未知試料の検査において対応が可能です。さらに、コメ及びナタネに関しては、1粒検査のためのDNA抽出にも対応可能です。使用するスピンカラムは、カラム容積を最大限確保しており、内封されたシリカゲル膜は、充分なDNA吸着容量と高い溶出効率を確保しています。

 本キットによって抽出された DNAは、PCRや制限酵素反応に適用することができます。

  ・コメ、ナタネ、ジャガイモから約40分で高精製度のDNAを抽出することができる
  ・抽出操作にフェノールやクロロホルムなどの毒性有機溶媒を使用しない
  ・試料のクロスコンタミネーション防止に配慮したキット設計を行っている
  ・抽出したDNAはPCRや制限酵素反応にそのまま使用することができる

構成品名
容量
保存
GE1 Buffer
40 ml × 1本
室温保存(15~25℃)
GE2-K Buffer
5 ml × 1本
室温保存(15~25℃)
GB3 Buffer
12.5 ml × 1本
室温保存(15~25℃)
GW Buffer
40 ml × 1本
室温保存(15~25℃)
TE(pH8.0)
10 ml × 1本
室温保存(15~25℃)
Proteinase K
1 ml × 1本
冷凍保存(-20℃)
α-Amylase(高濃度品)
0.1 ml × 1本
冷凍保存(-20℃)
RNase A(100mg/ml)
0.5 ml × 1本
室温保存(15~25℃)
Spin Column
50 個
冷蔵保存(2~10℃)
マニュアル
1部
-

  • RNase A は室温保存が可能ですが、長期間ご使用にならない場合には、冷蔵保存(2~8℃)をお奨めいたします。
  • GW Buffer にはエタノールが含まれていますので、ご使用号は蒸発を防ぐために必ず蓋を閉めてください。
  • 構成品のSpin Columnは冷蔵保存(2~10℃)した方が高いDNA収量を維持することが可能です。キットに含まれる「Spin Column」の保存条件を、室温保存(15~25℃)から冷蔵保存(2~10℃)へ 変更致します。(2007.12.3)

使用法1:コメからのDNA抽出プロトコール

  1. コメをフードミル等で粉砕し、コメ粉末試料を調製する。
  2. 2.0ml チューブに 0.5gのコメ粉末試料を秤量し、700µl のGE1 Buffer、20µlのProteinase K、2µlのα-Amylase および10µl の RNase A をそれぞれ添加し、ボルテックスミキサーにて 30 秒間攪拌する。
  3. 15分間、60℃で加温する。
  4. 85µl の GE2-K Buffer を添加し、ボルテックスミキサーにてよく混和する。
  5. 遠心(≧13K×g, 5分間, 室温)する。
  6. 上清 400µlを新しい 1.5ml チューブに移す。
  7. 150µl の GB3 Buffer を添加後、150µl のイソプロパノールを添加し、10~12 回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
  8. 7の混合液を Spin Column に全量移し、遠心(13K×g, 30秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
  9. 650µl の GW Buffer を Spin Column に添加した後、遠心(13K×g, 60秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
  10. Spin Columnを新しい 1.5 ml チューブに移す。
  11. 50µlの TE(pH8.0)を滴下した後、3 分間室温で静置する
  12. 遠心(13K×g, 60秒間, 室温)し、濾液を回収する。

使用法2:コメ1粒からの DNA抽出プロトコール

  1. コメ種子1粒をアルミホイル等で包み、金槌等で粉砕し、コメ粉末試料を調製する。
  2. 1.5 ml チューブにコメ粉末試料を添加し、250µl のGE1 Buffer、10µlのProteinase K、2µlのα-Amylase および5µl の RNase A をそれぞれ添加し、ボルテックスミキサーにて 30 秒間攪拌する。
  3. 15分間、60℃で加温する。
  4. 40µl の GE2-K Buffer を添加し、ボルテックスミキサーにてよく混和する。
  5. 遠心(≧13K×g, 5分間, 室温)する。
  6. 上清 200µlを新しい 1.5ml チューブに移す。
  7. 75µl の GB3 Buffer を添加後、75µl のイソプロパノールを添加し、10~12 回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
  8. 7の混合液を Spin Column に全量移し、遠心(13K×g, 30秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
  9. 650µl の GW Buffer を Spin Column に添加した後、遠心(13K×g, 60秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
  10. Spin Columnを新しい 1.5 ml チューブに移す。
  11. 50µlの TE(pH8.0)を滴下した後、3 分間室温で静置する
  12. 遠心(13K×g, 60秒間, 室温)し、濾液を回収する。

使用法3:ナタネからのDNA抽出プロトコール

  1. ナタネ種子をフードミル等で粉砕し、ナタネ粉末試料を調製する。
  2. 2.0ml チューブで 0.2gのナタネ粉末試料を秤量し、800µl のGE1 Buffer、20µlのProteinase K、10µl の RNase A をそれぞれ添加し、ボルテックスミキサーにて 30 秒間攪拌する。
  3. 15分間、65℃で加温する。
  4. 100µl の GE2-K Buffer を添加し、ボルテックスミキサーにてよく混和する。
  5. 遠心(≧13K×g, 5分間, 室温)する。
  6. 上清 350µlを新しい 1.5ml チューブに移す。
  7. 130µl の GB3 Buffer を添加後、130µl のイソプロパノールを添加し、10~12 回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
  8. 7の混合液を Spin Column に全量移し、遠心(13K×g, 30秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
  9. 650µl の GW Buffer を Spin Column に添加した後、遠心(13K×g, 60秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
  10. Spin Columnを新しい 1.5 ml チューブに移す。
  11. 50µlの TE(pH8.0)を滴下した後、3 分間室温で静置する
  12. 遠心(13K×g, 60秒間, 室温)し、濾液を回収する。

使用法4:ナタネ1粒からのDNA抽出プロトコール

  1. 1.5ml チューブにナタネ種子1粒を入れ、ペッスルでよく破砕する。
  2. 250µl のGE1 Buffer、10µlのProteinase K、5µl の RNase A をそれぞれ添加し、ボルテックスミキサーにて 30 秒間攪拌する。
  3. 15分間、65℃で加温する。
  4. 40µl の GE2-K Buffer を添加し、ボルテックスミキサーにてよく混和する。
  5. 遠心(≧13K×g, 5分間, 室温)する。
  6. 上清 200µl を新しい 1.5ml チューブに移す。
  7. 75 µl の GB3 Buffer を添加後、75µl のイソプロパノールを添加し、10~12 回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
  8. 7の混合液を Spin Column に全量移し、遠心(13K×g, 30秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
  9. 650µl の GW Buffer を Spin Column に添加した後、遠心(13K×g, 60秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
  10. Spin Columnを新しい 1.5 ml チューブに移す。
  11. 50µlの TE(pH8.0)を滴下した後、3 分間室温で静置する
  12. 遠心(13K×g, 60秒間, 室温)し、濾液を回収する。

使用法5:生ジャガイモからのDNA抽出プロトコール

  1. 生ジャガイモを約3mm角のサイコロ状にナイフで細かく切断する。
  2. 1.5ml チューブで 0.3gの生ジャガイモ粉末試料を秤量し、500µl のGE1 Buffer、4µl の RNase A をそれぞれ添加してペッスルでよく破砕後、ボルテックスミキサーにて 30 秒間攪拌する。
  3. 85µl の GE2-K Buffer を添加し、ボルテックスミキサーにてよく混和する。
  4. 遠心(≧13K×g, 5分間, 室温)する。
  5. 上清 400µl を新しい 1.5ml チューブに移す。
  6. 150µl の GB3 Buffer を添加後、150µl のイソプロパノールを添加し、10~12 回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
  7. 6の混合液を Spin Column に全量移し、遠心(13K×g, 30秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
  8. 650µl の GW Buffer を Spin Column に添加した後、遠心(13K×g, 60秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
  9. Spin Columnを新しい 1.5 ml チューブに移す。
  10. 50µlの TE(pH8.0)を滴下した後、3 分間室温で静置する
  11. 遠心(13K×g, 60秒間, 室温)し、濾液を回収する。

1. コメ種子1粒からのDNA 抽出
  本キットを用いてコメ種子1粒からDNA 抽出を行った。いずれの種子からもDNA を抽出することができた。
本キットで抽出したDNA 50µl のうちの20µl 量を 1% Agarose S で電気泳動した。
       
 

[電気泳動写真]

 
1
2
3
4
5
 
Lane 1, 5 :OneSTEP Marker 6(λ/ StyⅠ digest)
Lane 2 :コシヒカリ玄米 genomic DNA
Lane 3 :コシヒカリ精米 genomic DNA
Lane 4 :コシヒカリ米飯 genomic DNA
       
       
2. コメ種子1粒から抽出したDNAのPCR
  本キットを用いて抽出した、コメ(コシヒカリ)種子1粒からの DNAサンプル0.1µl を鋳型とし、コシヒカリ特異的な領域をPCRにて増幅した。 PCR産物の一部 (10µl) を 2% Agarose S ゲルで電気泳動した。
       
  [電気泳動写真]
 
1
2
3
4 5 6  
Lane 1, 6 :OneSTEP Marker 4(φX174/Hae III digest)
Lane 2 :コシヒカリ玄米 genomic DNA を鋳型に増幅
Lane 3 :コシヒカリ精米 genomic DNA を鋳型に増幅
Lane 4 :コシヒカリ米飯 genomic DNA を鋳型に増幅
Lane 5 :no template control
       
       
3. コメ種子からのDNA抽出と制限酵素消化
  本キットで各種コメ種子から抽出したDNA を制限酵素EcoRⅠで消化した。
       
  [電気泳動写真]
1
2
3
4 5 6 7 8
Lane 1, 8:OneSTEP Marker6 (λ/ Sty I digest)
Lane 2 :コシヒカリ genomic DNA intact
Lane 3 :コシヒカリ genomic DNA digest / EcoR I
Lane 4 :タイ米 genomic DNA intact
Lane 5 :タイ米 genomic DNA / EcoR I
Lane 6 :もち米 genomic DNA intact
Lane 7 :もち米 genomic DNA / EcoR I

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  GM quicker 2(第1.1版)


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318-06651
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