ヒト血液を試料として、PCR反応液調製時の温度及び血液添加後の撹拌による増幅効率への影響を、300, 500, 700 bpを増幅するプライマ−を用いて調べた。全ての操作を氷冷下で行った場合(A)、試薬のみ氷冷し、他の操作を室温で行った場合(B)、全ての操作を室温で行った場合(C)、全ての操作を氷冷下で行った後、撹拌した場合(D)について調べた。操作を氷冷下で行わなかった(B)、(C)、血液添加後に撹拌した(D)場合において増幅効率が低下することが確認された。
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M : Marker 5 (φX174/Hinc II digest) PCR産物の1/5量 (10 µl) 3% Agarose 21 |
3種類の抗凝固剤(sodium citrate, EDTA, heparin)処理血を、室温・冷蔵(4°C)・冷凍(-20°C, -80°C)条件下で約2か月半保存し、添付のControl Primer(p53 Primer Exon 6 ; 275 bp)を用いてPCRを行った。この保存期間では、抗凝固剤の種類及び保存温度による増幅効率への影響はほとんどないことが確認された。
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| M : Marker 5 (φX174/Hinc II digest) PCR産物の1/5量 (10µl) 3% Agarose 21 |
ヒト血液をろ紙に滴下し、風乾後、室温で1日放置した。血痕となった部分をろ紙ごと切り取り、PCR反応液に入れ、MCT118座位*1)特異的プライマ−を用いてPCRを行った。全ての血痕試料においてMCT118座位の増幅が確認された。
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| M : Marker 5 (φX174/Hinc II digest) PCR産物の1/5量 (10µl) 3% Agarose 21 |
*1) MCT118座位は、第1染色体短腕部末端に位置する16塩基を繰り返し単位とするVNTR(variable number of tandem repeat)であり、個人によって繰り返し数が異なることを利用して、法医学資料からの個人識別等に用いられている。
*2) 実験者の血液を用いてPCRを行い、コントロ−ルとした。ろ紙に付着した血痕以外のもの(例えば、実験者の血液や指紋等)から増幅したものではないことを示している。
ヒト血液を試料として、300, 500, 700, 900, 1100, 1300, 1500bpを増幅するプライマ−を用いてPCRを行い、増幅可能なDNA断片のサイズを確認した。本マニュアルの反応例に従った場合、900bpまでの増幅が確認された。さらに、Gene Taqを2.5unitsから5unitsに増やすことで1500bpまで増幅できることを確認した。同時にGene Taq NTを用いると2.5unitsでも1500bpまで増幅できることが確認されたが、増幅断片のサイズが900bp以下の場合は、Gene Taqの方が増幅が良好であった。
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| M : Marker 2 (λ/Hind III・EcoR I double digest) PCR産物の1/5量 (10µl) 1.5% Agarose S |
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3種類の抗凝固剤(sodium citrate, EDTA, heparin)処理血各0.25, 0.5, 1, 3, 5µlを用いた際の血液量及び使用するTaq DNA polymerase[Gene Taq(添付)またはGene Taq NT(別売)]の増幅効率に及ぼす影響を確認するため、添付のControl Primer(p53 Primer Exon 6 ; 275bp)を用いてPCRを行った。添加する血液量が多すぎるとPCRを阻害することが確認された。また、Gene Taq(添付)の方がGene Taq NT (別売)よりも増幅効率が高いことが確認された。
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| M : Marker 5(φX174/Hinc II digest) PCR産物の1/5量 (10µl) 3% Agarose 21 |
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