ISOPLANT

植物、酵母、細菌からのDNA抽出キット

Code No. 製品名 包装単位 希望納入価格
314-02731 ISOPLANT
100回分
29,000円
310-02733
20回分
9,000円

ISOPLANT(アイソプラント)は、植物、酵母、細菌(カビ等を含む)から短時間にDNAを抽出するためのキットです。
Solution IIの主成分である塩化ベンジルによって、細胞壁、細胞膜、及び核膜等が破壊され、界面活性剤の存在下で可溶化するため、特に植物の場合、grindすることなくDNAを抽出することができます。従って、多数のサンプルを処理する際には大変便利です。双子葉植物はもちろん単子葉植物からも前処理なしでDNAを抽出でき、得られたDNAはそのままPCRや制限酵素反応に使用することができます。

≪100回分≫
  • Solution I : Extraction Buffer *1) 30ml
  • Solution II : Lysis Buffer 15ml
  • Solution III : Sodium Acetate (pH5.2) 15ml
  • TE (pH8.0) : 10mM Tris-HCl (pH 8.0), 1mM EDTA 10ml
  • RNase A : 1mg/ml 100µl
*1) Solution I中に白い沈殿が現れることがありますが、品質に問題はありません。このような場合には、37°C程度の湯浴にて結晶を完全に溶解させてから使用して下さい。
また、Solution Iにはタンパク質変性剤等が含まれていますので、取り扱いに注意して下さい。目に入ったり、皮膚に付着した場合には、ただちに多量の水で十分に洗い流して下さい。

・冷蔵保存(4゜C)
 RNase A以外は、室温での保存も可能。
 また、長期間使用しない場合は、RNase Aを冷凍保存(-20゜C)する。

製品マニュアルをご覧になる際にはAdobe Acrobat® ReaderまたはAdobe Acrobat® Reader Plug-inが必要です。

 第8版(2005.01.19)

本品の取り扱いは、マニュアルの記載内容通りに行って下さい。マニュアル記載内容と異なったお取り扱いによるトラブルにつきましては、弊社では責任を負いかねます。

1) Rogers S. O. and Bendish A. T., Plant Mol. Biol., 5, 69 (1985)
2) Anil K. Jhingan, Methods in Molecular and Cellular Biology, 3, 15 (1992)
3) Heng Zho, Nucleic Acids Reserch, 21 (22), 5279 (1993)

ISOPLANT プロトコルはこちらから

トラブル 対策
Solution Iに白い結晶が現れる。
  • 37°C程度の湯浴にて、完全に溶解してから使用する。
エタノール沈殿後の遠心で、DNAが茶色く着色している。PCRに対する影響はあるか。
  • 沈殿物に茶色い着色が認められる場合には、植物に多く含まれるポリフェノールが混入していることが考えられる。
    この物質はPCRを阻害するが、2% 2-Mercaptoethanol(終濃度)を予めSolution Iに加えることで緩和されることがある。
DNA沈殿が溶解しない。
  • 4°Cにて一晩または50°Cにて1時間放置する。ピペッティングしても良いが得られたDNAが切断されることがある。
マメ科植物のような糖を多く含む試料を用いた場合、ゼラチン状 (透明) のDNA沈殿が得られた。
  • ゼラチン状 のDNAをTEまたはH2Oにて溶解する。
    この溶解液の1/2量のhigh-salt precipitation solution*を添加して良く撹拌した後、high-salt precipitation solutionと等量のイソプロパノールを添加後、撹拌してイソプロパノール沈殿を行う。添加するイソプロパノールは冷却の必要はない。添加後ただちに10K×g、15分遠心してDNA沈殿を得る。
    *high-salt precipitation solution
     組成:1.2M NaCl, 0.8M Sodium citrate
収量が少ない。
  • できるだけ新鮮な試料を使用する。
  • 試料を細かく刻む。(3mm角よりも小さくする)
  • スケールアップする。
  • 50°Cでのインキュベーション中に数回転倒混和する。
得られたDNA溶液に多量のRNAが混入している。
  • 得られたDNA溶液に、添付のRNase A を1µl(終濃度10〜20µg/ml になるように)加えて、37°Cにて30分反応させる。
得られたDNAを鋳型としてPCRを行ったが、増幅が見られない。
  • エタノール沈殿を2回行うと改善されることがある。この際には、−20°Cに冷却したエタノールを使用し、ただちに遠心する。

[植物]

 
  1. 抽出DNAの濃度の収量と純度
  2. 抽出DNAの制限酵素反応
  3. 抽出DNAのPCR

 

   

[細菌]

 
  1. 抽出DNAの濃度の収量と純度
  2. 抽出DNAの制限酵素反応
  3. 抽出DNAのPCR

 

   

[酵母]

 

抽出DNAの濃度の収量と純度

 

 
 

[放線菌およびカビ]

 

抽出DNAの濃度の収量と純度

Q 1. 植物試料の場合、Solution IIを加えても試料の形態が変化しないのですが。

A 1. 通常のプロトコール通りに処理を行った場合、変化は目で確認できませんが、Solution IIに浸して長時間放置しておくと、形態が変化してきます。しかしこの状態まで処理を行った場合、最終的に得られるDNA溶液中に夾雑物が多くなる可能性があります。

Q 2. 果樹などの固い葉の場合、通常のプロトコールではDNAの収量が少ないのですが。

A 2. 試料を予め液体窒素で凍結、粉砕しておくと抽出できる場合があります。

Q 3. 動物の組織、細胞からもDNAは単離できますか。

A 3. 適していませんが、エビからは抽出できることが確認されています。現在、本キットを用いてDNAを抽出できることが確認されているのは、植物、細菌、酵母、カビ等です。(ISOPLANT 使用例参照)

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